インタビュー
英語力を活かして日本文化を海外に発信!海外向けサイト運営のお仕事です。
肌襦袢、足袋などの和装肌着から浴衣や訪問着、ちりめんの和雑貨まで、おおよそ着物関連のものなら何でも揃うと口コミで大人気のECショップ「着物なごみや」。最近では日本国内に留まらず、着物、和雑貨に魅せられた海外の愛好者からの注文も増えています。
海外向けサイトの運営を手がけるのは入社4年目のTさんです。日本文化を海外に発信する仕事に興味を持ち、翻訳学校で勉強した後、海外向けサイトの立ち上げを控えていたなごみやに入社。店舗立ち上げを大方終え、現在は、海外向けに販売戦略を考えたり、商品のキャッチコピー、バナーを作ってページ更新を行っています。海外への発送はすべて店出荷となるため、商品の準備、検品、梱包もTさんの業務。「頭を使う仕事と、手作業がほどよい割合であるのが自分には合っています」とTさん。
海外からの商品の問い合わせなどにもメールでこまめに対応。「色味の確認や、体の大きな方が商品を着られるのか不安に思って問い合わせされるケースが多いですね」。欧米で茶道や日本舞踊を習っている日本文化愛好者からの問い合わせが多いそう。
一番の売れ筋は帯枕や足袋などの和装小物。中にはオリジナル企画の帆布のバッグをシリーズごと買い求めるリピーターも。ところで、帯枕や帯板は英語で何と翻訳するのでしょう? 「決まった訳し方があるわけではなく、例えばobi sash beltなど、イメージしやすいように翻訳しています。海外から和装小物を探していらっしゃる方は皆さん血眼になって探していて、大抵みなさん着物のことはご存じです」とのこと。問い合わせのあった方から、後日、着用した画像や喜びのメールが届くことも多いそうです。
「和装業界の海外EC販売はまだまだ発展途上で、いまようやく更地に店を構えたばかり。海外に日本文化を発信していくことに興味がある方なら、これから創り上げていく楽しみがあると思います」と語ってくれました。英語力を生かし、日本文化の細かなしきたりや、商品の使い方を丁寧にアドバイスするメールでの接客、提案力が求められる仕事と言えそうです。
敷居を低くして、着物文化の裾野を広げたい
「贅を凝らした振袖のような高額商品を一回売っておしまい、という商売でなく、若い人たちにも気軽に、繰り返し買い物を楽しんでいただけるような敷居の低い店を目指しました」と語る代表取締役の松本成央さん。実家は3代続く栃木県佐野市の呉服店。大手電機メーカーでSEをしていた松本さんは4代目を継ぐにあたって、他の呉服店で修行後、ECショップとして「質のいい商品をどこよりも安く売って、お客様になごんでいただく」ことを理念に掲げ、再出発しました。
いまや在庫は日本最大級の1万点を超え、楽天ショップの商品ページだけでも4500ページを数えます。「おかげさまで、『他のお店を散々廻って見つけられなかったものが、なごみやに来れば何でも揃う』と言っていただけるようになりました」。品揃えと安さに加え、なごみやのもう一つの強みは物流をアウトソーシングしたことによる配送の速さ。「通販はスピードが命。アウトソーシングしたことでお客様への対応も格段に早くなり、クレームもなくなりました」。
着物について、「絶対になくならない文化。知恵次弟で伸びしろはある業界だと思っています」と力強く語る松本さん。さらなる業務拡大を目指し、店舗を支えるスタッフを大募集しています。
「着物や和装小物に興味があって、店舗の改善案や販売企画などを一緒に考えていただける方の応募を期待しています」。
ある1日のスケジュール
09:00 | 出社 |
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09:15 | 店舗運営部全体の朝礼 |
09:30 | メールチェック、返信 |
11:00 | 店舗立ち上げ業務、システム構築のため、業者へ連絡 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | メール、受注対応 |
14:00 | 送り状準備、商品準備、検品、梱包作業 |
15:30 | セールに向けたページ構成のプランニング |
16:00 | 翻訳作業、商品登録 |
18:00 | 退社 |